MGLのコンプライアンスと持続可能性への取り組み
2025年5月14日
- カテゴリ:Governance(企業統治)
MGL広報
三井物産グローバルロジスティクス株式会社(MGL)は、2025年3月期を通じて、法令順守・倫理の確立、ダイバーシティ推進、労働環境の整備、そして環境・社会への貢献を軸に、全社的なコンプライアンス推進活動を展開してきました。この記事では、コンプライアンスを中心としたコーポレートガバナンスに関する取組実績と、今後の展望をご紹介します。
「With Integrity」の社内浸透
MGLでは、誠実さと倫理観を重んじる「With Integrity」という価値観の定着に向けたさまざまな施策を展開。社長からのメッセージ配信、社員証デザインへの反映、デジタルツールや動画の活用、さらに全社ワークショップを通じて、社員一人ひとりが当事者意識を持てるような風土づくりに取り組んでおります。
コンプライアンス委員会の役割と成果
コンプライアンス委員会は、コンプライアンス体制の整備、及びその有効性の維持・向上を目的として設置されており、MGLにおけるコンプライアンス推進活動の中核として、各部門との連携を図りながら、実効性のある施策の立案と進捗管理を担っています。2025年3月期においては、例えば、コンプライアンスアンケートの実施結果を同委員会で議論のうえ、重点部支店への個別フィードバックや、記述コメントに対する具体的な対応の実施などに繋げました。また、内部通報制度について、全社での活性化施策の実施、制度に関する動画・説明資料の配布など、信頼性向上に向けた基盤整備を着実に進めました。
実務施策の進展と現場支援
2025年3月期には、各部門が所管業務において、制度や実務を現場と繋げる具体的な施策も数多く進めました。特に法務室から独立して新たに設置された「コンプライアンス室」では内部通報制度の説明資料・動画をパート社員や契約社員にも展開することなどにより内部通報制度の全社的な運用の一貫性と公平性を高めました。また、コンプライアンスに関する全社Q&A資料などのイントラネット上での継続的な情報発信に加え、部支店別のアンケート結果をフィードバックしたうえでの部支店長との直接対話など、一方通行で終わらない、双方向の対話を重視した取り組みを行っています。
さらに、法改正への対応やグローバル拠点への展開、教育施策の見直しにも注力しており、特に、内部統制eラーニングやマネジメント診断(360度評価)の導入、ハラスメント防止施策の全社浸透など、幅広い分野でのコンプライアンスレベル向上を実施しています。
今後の展望
2026年3月期は、Integrity月間の定着、海外拠点を含めたコンプライアンス教育・研修の拡充、フィリピン支店の立ち上げ支援などを予定しています。また、法改正(育児介護休業法、貨物自動車運送事業法、下請法など)への迅速な対応、ISMS対応、ESG活動の全社展開にも注力予定です。今後も、実効性ある対応と職場全体のエンゲージメント向上を両立させる取り組みを推進してまいります。
MGLは今後も、誠実かつ持続可能な経営を追求し、グローバル企業としての責任を果たしてまいります。
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