ゴミから資源へ、ダンボールを緩衝材に変える秘密
2026年10月26日
MGL広報
はじめに:物流現場にあふれる「ダンボール」
私たちの物流倉庫には、日々、日本全国、そして世界中から多種多様な荷物が届きます。それらの荷物を包んでいるのが「ダンボール」です。
物流においてダンボールは必要不可欠な存在ですが、開梱(荷解き)が終われば、それはたちまち「ゴミ」となってしまいます。かつての物流倉庫では、この大量に出る古紙を回収業者に引き渡すのが当たり前の光景でした。しかし、私たちは考えました。「このダンボール、ただ捨ててしまうのではなく、新たな資材としてもう一度活躍させることができないだろうか?」と。
魔法の機械:「古紙緩衝材製作機」とは?
私たちが導入したのは「古紙緩衝材製作機」という機械です。使い方は非常にシンプルです。
倉庫で役目を終えたダンボールを、この機械に入れるだけ。すると、機械がダンボールに切り込みを入れながら加工し、まるでクッションのような弾力のある梱包材(緩衝材)へと変身させてくれます。
これまで、荷物を送る際に隙間を埋めるための「ビニール製の緩衝材(プチプチなど)」を新しく購入していました。しかし、この機械を導入してからは、倉庫で出たゴミをその場で加工し、緩衝材として再利用できるようになったのです。

なぜ今、この取り組みが重要なのか?
この取り組みは、単なるコスト削減ではありません。ESG(環境・社会・ガバナンス)の観点から見ても、大きな意義があります。
【Environment:環境】CO2削減と廃棄物ゼロへ
新しい緩衝材を購入する必要が減ることで、プラスチックゴミの削減につながります。また、ダンボールの廃棄・回収に伴う輸送負荷の低減により、CO2排出量の抑制にも寄与します。まさに、現場から始められる地球温暖化対策の一つです。
【Social:社会】働きやすい環境づくり
ゴミを溜め込まず、その場で加工・再利用することで、倉庫内は常にすっきりと整理整頓されます。作業環境の改善は、そこで働くスタッフの安全性とモチベーション向上にもつながっています。
【Governance:ガバナンス】資源を無駄にしない経営
「出たゴミをどう処理するか」ではなく「出たものをどう価値に変えるか」という考え方は、持続可能なビジネスを目指す企業としての姿勢そのものです。私たちはサプライチェーンを担う企業として、資源を大切にする姿勢を体現しています。
現場から始まる、小さな「循環型社会」
現在、世界中で「サーキュラーエコノミー(循環型経済)」という言葉が注目されています。これは、資源を使い捨てるのではなく、循環させ続けるという考え方です。

私たちのこの小さな機械の取り組みは、まさに現場レベルでの「循環」の第一歩です。倉庫から出るゴミが、次の荷物を守るための資源に生まれ変わる。この「資源を無駄にしない」という文化が、MGLの現場には根付いています。
おわりに:未来に向けて、私たちができること
物流の仕事は、社会のインフラです。だからこそ、私たちが意識を変え、行動を変えることは、社会全体を少しずつ良い方向へ変える力になると信じています。
ダンボール緩衝材製作機は、その象徴です。派手な技術ではないかもしれません。しかし、一つひとつの小さな工夫の積み重ねが、未来の地球環境を守る大きな力になります。
MGLはこれからも、物流のプロとして、地球環境と共生する持続可能な物流サービスを追求していきます。私たちの「資源を大切にする」取り組みは、まだまだ始まったばかりです。
RECENTLY TOPICS
RANKING
- Monthly
- Weekly