物流用語集 「そ」
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総合損害賠償責任
そうごうそんがいばいしょうせきにん
CGL (ComprehensiveまたはCommercial General Liability)
企業がその企業活動にともなって発生が予想される法律上のあらゆる賠償責任を指す。この賠償責任を担保する保険をCGL Policyという。 -
倉庫管理システム
そうこかんりしすてむ
WMS (Warehouse Management System)
物流センター(倉庫)において、商品の入庫から保管、出庫までの情報の流れをIT技術を駆使して効率よく在庫管理するシステム。 -
倉庫業の種類
そうこぎょうのしゅるい
大きく分けて3つの種類の倉庫のこと。 (1)普通倉庫業 農業、鉱業(金属、原油・天然ガス等)、製造業(食品、繊維、化学工業、紙・パルプ、機械等)など幅広い産業の様々な貨物に加え、消費者の財産(家財、美術品、骨董品等)も保管する。法律上の分類による1類倉庫、2類倉庫、3類倉庫、野積倉庫、貯蔵槽倉庫、危険品倉庫を総称して普通倉庫と呼ぶ。 (2)冷蔵倉庫業 8類物品(食肉、水産物、冷凍食品等10℃以下で保管することが適切な貨物)を保管する。 (3)水面倉庫業 5類物品(原木等)を水面で保管する。 -
倉庫業法
そうこぎょうほう
warehousing business act
倉庫業の適正な運営を目的に制定された法律のこと。2002年4月に物流の効率化、競争力の強化を図るべく許可制から登録制へ変更、料金事前届出制度の廃止、トランクルーム認定制度の法制化等、倉庫業法の1部を改正した。 -
倉庫渡し
そうこわたし
Ex Godown
買い手倉庫戸前渡しのこと。実際には輸出時の貨物受け取り時の引き取り条件の一つで輸出者の指定倉庫(通常船積みする港頭地域にある)へ搬入までの責任(運賃、危険など)は売り手(例えばメーカー)側が負担する。 -
艙内積み付け計画
そうないつみつけけいかく
Hatch Plan
安全で、効率的な貨物の積み揚げと、本船の運航時における安全確保のためのバラスト調整がプラン作成の主な目的。Stowage Planと同意語。 -
双方過失衝突約款
そうほうかしつしょうとつやっかん
Both to Blame Collision Clause
船舶の衝突事故で双方に責任がある場合、それぞれが過失の度合いに応じて衝突による損害賠償責任を負うという規則。 -
損害
そんがい
Damage
貨物が輸送中または保管中に被る破損、変質、水漏れ、腐敗などの損害のこと。貨物の損害が発見されたら、ただちに保険会社と打ち合わせ、サーベイヤーに検品を依頼し、サーベイ・リポートを入手する。原因と責任の所在を確かめた上で保険会社、船会社などに求償手続きをする。 -
損害通知
そんがいつうち
Claim Notice
貨物の損害について、(1)保険会社に対する事故発生通知、(2)賠償責任があると考えられる運送人などへの通知などをいう。 -
損害防止
そんがいぼうし
Loss Prevention
事故を未然に防ぎ、偶発事故が発生した場合でも損害を最小限に抑える措置を講じること。これにより保険者の危険負担能力は向上し、保険契約者(被保険者)の保険料負担も軽減される。 -
損害率
そんがいりつ
Loss Ratio
保険料に対する支払った保険金の比率で、保険料率の算定の基礎となる。