物流用語集 「り」

  • リーファー ボート

    りーふぁー ぼーと

    Reefer Boat

    冷凍・冷蔵貨物専用船。果物、野菜、肉類、乳製品、水産物などの食品を冷凍または冷蔵状態で輸送する船舶。
  • リバーシブル

    りばーしぶる

    Reversible

    碇泊期間を通算する方法の一つ。船積みと揚げ荷の碇泊期間は別々に計算されるのが普通だが、積み揚げ両方の碇泊期間を通算する方法をリバーシブルという。
  • リバースド IPI

    りばーすど あいぴーあい

    Reversed IPI (Reversed Interior Point Intermodal)

    1980年に当時のTPFC(北米太平洋岸同盟)が開始したIPIサービスに対抗して、北米東岸配船社がはじめた東岸港経由の米国内陸都市への一貫輸送サービス。
  • リフトオン/リフトオフ船

    りふとおん/りふとおふせん

    Lo/Lo Ship (Lift on/Lift off Ship)

    セル構造(コンテナを垂直に積み重ね収納するための艙内構造)を持つコンテナ船で、岸壁のガントリー・クレーンまたは本船の自装クレーンで揚げ積みする。主要航路ではほとんどこの方式が採用されている。
  • リマーク

    りまーく

    Remark

    通常、貨物の荷受書類の摘要欄に特記されるもので、輸送貨物の過不足、品違い、揚げ違い、積み残しなどにより約定数量と実際の数量が異なる場合、または損傷を受けている場合などにその旨を記載し、後刻クレームの証憑とする。
  • 留置権

    りゅうちけん

    Maritime Lien

    運賃の未払いなど運送人が荷主に対して債権を有する場合、その弁済を求めるため荷主の貨物を留置することができるが、この権利のことをいう。この場合、留置する貨物は債権が発生した貨物でなくてもよい。
  • 良績戻し

    りょうせきもどし

    GRR (Good Record ReturnまたはGood Result Return)

    一定期間中に支払われた保険金の額が、保険者に支払った保険料のある割合以下にとどまった場合、保険料の一部を保険契約者に払い戻す制度。
  • 離路

    りろ

    Deviation

    船舶が予定航路から離脱し、遅延をきたすこと。人命救助や遭難船に人命の危険があり、これと連絡するためなどの離路は法律上正当な理由があるとして認められている。ただし、単に他人の財産を救助するための離路はHague Rules(ヘーグ・ルール)が適用される場合を除き、正当なものとして認められない。外国では慣習に反した甲板積みあるいはB/L(船荷証券)面の到着港で貨物を引き渡しせず他港へ持ち越したり、もとの積み出し港へ持ち帰り再積み出しすることも離路にあたるとの判例もある。