物流用語集 「け」

  • ケーブル ブローカー

    けーぶる ぶろーかー

    Cable Broker

    用船マーケットで用船者と船主の間に立ち、用船契約(その他船舶の売買契約など)締結の仲介を行うものをブローカーとよぶが、このうち主にテレックス、電話などで世界の用船マーケットで活躍するブローカーをとくにケーブル・ブローカーという。用船のためのマーケットはロンドン、ニューヨーク、東京などにある。
  • 契約荷主

    けいやくにぬし

    Contract Shipper

    海運同盟の二重運賃制(契約運賃制)のもとでは、盟外船を利用せず、貨物を同盟に一手積みすることを同盟に対して約した見返りに、非契約荷主に対する運賃(Non-Contract Rate:ノンコントラクト・レート)よりも低い運賃率(Contract Rate:コントラクト・レート)の適用を受ける荷主。
  • 欠品

    けっぴん

    stockout

    出荷時点で該当商品の在庫がなき納品できないこと。
  • ケミカル タンカー

    けみかる たんかー

    Chemical Tanker

    液体化学品を輸送する特殊船。安全性を高めるため船底や船側部を二重構造にする場合もある。またタンク面は、化学品の性質に応じて、ステンレス鋼材を使用するものと内面を特殊コーティングしているものとがある。
  • 検疫

    けんえき

    Quarantine

    海外から入港する船の乗組員は、検疫法に基づき臨船検疫が必要。また植物の輸入に際しては植物防疫法、動物の場合は家畜伝染病予防法によって検査が義務付けられている。疫病や、害虫の防止、農業生産の安全などを目的に厚生労働省、農林水産省が全国に防疫所を設けて常時チェックしている。
  • 原産地証明書

    けんさんちしょうめいしょ

    C/O (Certificate of Origin)

    貨物が輸出国の原産であることを証明した書類。輸入者の要求により銀行買い取り時に必要書類としてL/C(信用状)上に記載されることが多い。日本からの輸出の場合、商工会議所で発給を受ける。
  • 現実全損

    けんじつぜんそん

    Actual Total Loss

    保険目的の破壊、保険の目的のもとの性質の喪失、保険目的への占有・支配の喪失の三つの状態のうちの一つから生じる全損。絶対全損ともいう。
  • 検数人

    けんすうにん

    Tally Man

    貨物を船舶へ積み込む、または陸揚げする場合、荷主と船主(船長)に代わって受け渡し貨物の数や状態のチェックに立ち合い、過不足や異常の有無を確かめる作業を専門に行う者。
  • 検数票

    けんすうひょう

    Tally Sheet

    港湾運送事業法に基づき、貨物の船積みまたは荷下ろしの際に、貨物の個数を数え、それ受け渡されたことを証明する書類。
  • 検品

    けんぴん

    inspection

    商品が納品された際に品質や個数、内容を検査すること。
  • 検量

    けんりょう

    Sworn Measure

    検才量ともいい、貨物の重量・容積を検査すること。港湾運送事業法では検量事業として免許制である。検量事業を行う者のことをSworn Measurer(検量業者)といい、資格が必要で、運輸省へ登録しなければならない。本船揚げ積み貨物の容積・重量を計算し、また製品検査や積み付けのほかコンテナや本船のチェックおよび証明、検定業務も兼ねる。わが国には公益法人として(社)日本海事検定協会、(財)新日本検定協会などがある。