物流用語集 「T」
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TIR条約 (Customs Convention on the International Transport of Goods under Cover of TIR Carnet)
てぃーあいあーるじょうやく
TIR条約 (Customs Convention on the International Transport of Goods under Cover of TIR Carnet)
ECE(欧州経済委員会)が1959年にジュネーブでコンテナに関する通関条約と同時に制定。「国際道路運送手帳による担保のもとで行う貨物の国際運送に関する通関条約」というのが正式な呼称。この条約に基づき発給される手帳をTIRカルネという。車両(トラック)またはそれに積まれるコンテナで途中詰め替えなしに国境を通過して運ばれる貨物に対しては輸出入税課徴および税関検査を免除することをうたっている。加盟国は40ヵ国を超える。日本は1971年に加盟。 -
TSCS (Trans-Siberian Container Service)
てぃーえすしーえす
TSCS (Trans-Siberian Container Service)
日本~ボストチヌイ間をコンテナ船で結び、ボストチヌイからロシア・東欧諸国の国境までをシベリア鉄道で、それ以遠を欧州鉄道/トラック/船舶などのモードを利用してコンテナ貨物を複合一貫輸送するサービスの名称。SLB(Siberian Landbridge Service)ともよばれる。日欧間の距離が1万3,000キロメートルと、もっとも短い輸送ルートである。輸送形態は使用する輸送モードの組み合わせにより、(1)Trans-Rail=船/鉄道、(2)Trans-Sea=船/鉄道/船、(3)Tracons=船/鉄道/トラック、の3種類に分けられる。1971年に本格的な輸送が開始された。運送主体者は複合一貫輸送引き受け業者(フォワーダー)で、1974年4月にTSIOAJ(日本トランスシベリア複合輸送業者協会)を設立し、SLB輸送に関する諸問題の検討窓口として活動している。旧ソ連崩壊後のロシア国内の混乱のため、このルートの利用貨物は激減している。 -
TOFC (Trailer on Flat Car)
てぃーおーえふしー
TOFC (Trailer on Flat Car)
海上コンテナをシャシー(または道路輸送用のトレーラー)に付けた状態で鉄道フラット・カーに積載し鉄道輸送する方式。荷役はランプ(斜面)とトラクター・ヘッドでもできるが、ほとんどの場合、トラベリング・クレーンやオーバーヘッド・クレーンを使用する。米国ではDSC(Double Stack Car:コンテナ2段積み車両)による輸送の経済性が高く、トレーラー輸送は減少傾向にある。 -
TBN (To Be Nominated Later または To Be Named Later)
てぃーびーえぬ
TBN (To Be Nominated Later または To Be Named Later)
船名が指定されておらず、後で船主またはオペレーターによって指名されるという意。