物流用語集 「え」
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エアポート ツー エアポート
えあぽーと つー えあぽーと
Airport to Airport
発地の空港で貨物を受託し、着地の空港で貨物を引き渡すまでのサービス。現在ではドア・ツー・ドアが一般的。“Door-to-Door”参照。 -
液体用コンテナ
えきたいようこんてな
Tank Container
Liquid Bulk Container(リキッド・バルク・コンテナ)のことで、化学薬品や油、食料品などの液体貨物輸送に利用される。スチール製のフレーム内に円筒を格納した構造で国際海上輸送での利用も増えている。一般用以外に危険物、高圧ガス、劇物など用途別にあり、IMO(国際海事機構)の統一コードや国内の危険物船舶運送・貯蔵規則に沿って運用されている。 -
エクセス
えくせす
Excess
保険会社がある一定歩合の小損害を免責とする場合に用いる条項の一つで、損害の割合が保険証券に記載された免責歩合を超える場合に、その記載された歩合を差し引いた残額が填補されるという条項。例えば、保険金額が1億円でエクセス3%の場合、損害額が300万円までは免責で、400万円の場合は免責の300万円を差し引いた100万円が填補される。米国ではDeductibleとよばれる。“Franchise”参照。 -
エフシーエル貨物
えふしーえるかもつ
FCL Cargo (Full Container Load Cargo)
LCLに対比して使用される用語。荷主が1個単位でコンテナを占有する場合を指す。荷主が自らの手で貨物をコンテナ詰めしてCY(コンテナ・ヤード)に搬入し、揚げ地では船会社が荷受人にCYで引き渡す貨物。FAKボックス・レートが設定されている場合には、ある一定数量以上であればLCL貨物に比べ、運賃面で有利となる。 -
エフシーエル貨物割引
えふしーえるかもつわりびき
FCL Allowance (Full Container Load Allowance)
FCL貨物は荷主の責任においてバンニング、デバンニングを行うため、船会社にとってはこれらの作業を行う手数が軽減される。このためFCL貨物に割引運賃を適用している同盟もある。この割引のことをいう。 -
エプロン
えぷろん
Apron
本船岸壁と直背上屋またはCFSとの間で、コンテナなどを移動させるところで、Wharf Surfaceとも称する。重車両が頻繁に移動するため、重舗装が施されている。航空輸送においては、空港内で貨物の積み下ろしや航空機への給油を行うため航空機が停止する場所を指す。Rampともいう。 -
エルシーエル貨物
えるしーえるかもつ
LCL Cargo (Less-than Container Load Cargo)
コンテナを1個単位で占有できない量の小口貨物のことで、FCL貨物に対比して用いられることば。CFSで運送人に受け取られ、他の貨物とコンテナに混載され仕向け地のCFSでコンテナから取り出され、荷受人に引き渡されることからCFS Cargoともよばれる。CFSでの作業料としてCFSチャージが荷主に賦課される。 -
エルティーエル貨物
えるてぃーえるかもつ
LTL Cargo (Less-than Trailer LoadまたはLess-than Truck Load Cargo)
トレーラーまたはトラック1台をフルに使用するだけの量のない小口貨物。 -
円高サーチャージ
えんだかさーちゃーじ
YAS (Yen Appreciation Surcharge)
急激な円高に対応するため東南アジア関係4同盟・1協定が導入したサーチャージで、トリッガーポイントを1ドル=120円とし、それ以上の円高となった場合に課徴されるサーチャージ。